プレオープン最終日のご報告。「子どもを産む女性が働くということ」

あいにくの雨、そして寒い1日となってしまった
プレオープン最終日の4/13(月)。

「子連れは雨に弱い」

運営側も「初の雨の日」荷物運搬に設営にワタワタ、
午後からの「みんなで話そう」カフェも残念ながら
お子さんの体調不良や雨の影響で来られないママさん
多数、少人数での開催となりました。
(雨の日は何となく不機嫌な子どもたち、体調不良で
 出かけて悪化したら、伝染したら……分かります><)

しかし、嬉しいサプライズ来訪もありました。
お越しくださった皆さま、ありがとうございました!

以下、「みんなで話そう」カフェのレポートです。


とはいえ、「子育て」はとてもプライベートで
繊細な情報を含むもの。個人情報保護の観点から
大部分は割愛させていただきます。ご了承ください。

お読みいただき、参加者の気持ちで「子育てと仕事」
ぜひコメントいただけたらとても嬉しいです。

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「子育てと仕事(自己実現)」みんなで話そう。
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はじめに(主催者から)

まず最初に、オヤタマゴカフェ主催者のはしもとかなから
「このカフェを始めたキッカケ」を話しました。

元々仕事人間だったが、出産後、子どものそばを
離れたくなくなり、両立の道を模索していること。

昔は教育も選挙権もなかった女性が、先人の行動により
立場が見直され、1997年には深夜休日等の労働も可能に、
男性並みに働くことが可能になってきた現在。
保育所や産休育休の制度も整備され、働く先輩ママも増えた。
女性は沢山働くことが出来るようになりました。万歳!

……本当に、女性はこの方向で良かったんだっけ??
仕事人間であった自分を振り返って、疑問を感じたこと。

経済的な面、自己実現の面、家の中にいたくない、
働く理由は色々あるが、「子どもを産む女性が働く」とは、
一体どういうことだったんだろう?

今日はみんなが今、「子育てと仕事(自己実現)」に
どんな想いで向き合っているか、聞きたい、話し合う場に
したいことを伝えました。

◆「子育てと仕事」「子どもを産む女性が働くこと」
 どう考えてきたか。今、どう考えているか。
 (子育てと仕事の比重は今どうか。理想はどうか。)
◆自分の親の子育ての影響、子どもへの影響。
◆これからの女性(娘)に何か助言するとしたら……。

前提として、【価値観や生き方は色々であり、
それぞれが自分で選べばよく「これが正解」はないこと】
「女の敵は女」とならないように、価値判断はやめて
話せる場づくりをしたい旨も伝えました。


祖母そして母の子育てスタイルの影響

続けて「親の子育ての影響」についても触れました。
自分の「子育てと仕事」の価値観には、自分の母
そして祖母の子育ても影響していると感じています。

小学校の教師をしており忙しかった祖母、また育児方針も
「女は結婚して家事が出来れば良い」 母は「勉強したかった」
「もっと私たち子どもに時間をかけて欲しかった」と悔しい
想いを抱き、その反面教師で「できる女に」と子育てに集中。
手作りのお菓子に洋服、お出かけ習い事沢山の、教育ママ。
ただ子どもたちが反抗期を迎えた時「こんなに熱意かけたのに
思いどおりにならない」親子関係はおかしくなりました。
(今は紆余曲折を経て“1人の人間”として関係良好です)

子どもの頃、仕事をしている祖母を尊敬し、父の顔を伺う
専業主婦(パート)の母のようには生きたくありませんでした。
「独立した女性に」という母の育児方針の影響でもあります。
しかし実際に出産して、赤ちゃんとの生活を始めてみて
「あぁ、母は私を愛してくれていたんだな」
子どものそばにいてくれた愛を、心から実感できたのも事実。
そんな祖母と母の流れ、双方を大切にしたい想いがあって
私は、仕事と子育ての両方を満たしたいのかもしれません。

ただこれはあくまでも私の価値観。そして、この子育てが
子どもに何かしら影響を与えるのも間違いありません、


スペシャルゲスト:福田房枝さんのお話!

今回の「オヤタマゴカフェ」トライアルについて
「この場所でやってみたら?」グッと背中を押してくれ、
運営でも沢山のサポートいただいている福田房枝さん


聴きカフェ「夢空庵」庵主 福田房枝さん
銀行勤務、保育士を経て、子どもと文化のジャーナル紙
「るーぷる」編集長、「子ども劇場全国センター」専務理事、
「チャイルドライン支援センター」創設や港区の子育て広場
「あいぽーと」創立など、35年間にわたって子育て支援の
NPO活動に関わる。その後、生活困窮者再チャレンジ支援や
犯罪者家族の会のお関東地区責任者を務めるなど
マイノリティの人たちの支援にも携わっている。


最終日の今回、ご自身の子育てについても振り返って
特別にお話をいただきました。

親から得たこと、子どもを授かった時の想い、
仕事の意味、働きながら子どもを育てている時のこと、
子どもが大きくなって出産/子育てをしている時の
やりとりで感じたこと(子どもたちへの影響)……
なぜオヤタマゴカフェを応援してくれているのか。

「自分は未熟だからと、色々な人を巻き込んで
 (色々な価値観に触れさせながら)子育てをした」
「仕事で忙しかったが、“ここはダメ”という
 大事なポイントでは時間をとりしっかりと伝えた」
「子どもに鋳型はいけなかった、環境の善し悪しは
 その子の性質による。その子を見てあげること」

ついメモしておきたくなる内容も多々。話の中で福田さんが
「これが大事」と強く仰っていたのが、以下2点です。

「このバランス(子育てと仕事のバランス)を
 “自分自身で選択した”という自覚。
 そのためにも色々な選択肢を用意/考えること」

「何より一番は、親自身が幸せであること。
 外から見える自分ではなく、内面の自分を意識して
 その自分を受け入れていること」


みんなで話そう「子育てと仕事」

そのあと、机を囲んだみんなの話を聞きました。
分かる…とつい目が潤んでしまう話、ハッとさせられる話、
家族関係に踏みこんだ話、色々ありました。
(が、すみません、個人情報の観点から……以下省略)

「最近、雑誌等で見かける“子育てしながら輝く”
 といったフレーズ。
 なぜ「しながら」なのだろう?
 子育てがマイナスイメージになっている?」

「昔はもっと、隣の人に預けたり近所同士で
 ゴハンを作り合ったり、みんなで子育てをする
 雰囲気があった。仕事もしやすかった。」


「オヤタマゴカフェ」チャレンジは続きます

ひとまず、四ツ谷でのトライアルは今回で終了です。
ご来店、応援。改めて、本当にありがとうございました!
そして、一緒にいてくれた子どもたちにも
本当にありがとう!!!

子育てと仕事の両立を模索する「オヤタマゴカフェ」。
この場所でのトライアルは終了いたしますが、
「番外編」「新しい場所の開拓」 チャレンジは続きます。

今後もぜひWebサイトやfacebookページ、
チェックしてください。

子育ては「親育て」とも言われます。
そのとおりだと、シミジミ感じています。
なんて大変で、困難で、重要なライフイベントでしょう。。

オヤタマゴが「親」に、幸せに向かっていけるように。

無理せず、我慢せず、楽しめる方向をみんなで模索しよう。
みんなの子育てライフがステキなものになるように。

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